◎コンセントやテーブルタップは使用量が決まっています
電子機器には、作動するのにどのくらいの電気が必要なのかという「定格」というものが定められています。
定格電流は各機器の本体や説明書などに記載があり、W(ワット)やA(アンペア)で表されます。家庭のコンセントひとつから取れる最大の電気量は1500Wで、その電力をテーブルタップなどの接続機器を使っていくつかの電化製品に分け与えていくイメージとなります。
一方、タップなどの本体にも「合計○○Wまで」などと記されていて、同じタップに繋いだいくつかの機器を同時に作動させるときに使える定格電流の大きさになります。
プラグの差し込み口がたくさんついているタップであっても、差し込み口がすべて埋まらないうちに合計の最大値に達していると、それ以上多くの機器を接続して稼働させるのは危険です。複数のプラグ穴があるからといって、あらゆる定格電流の機器をすべての穴に同時に繋いで稼働できるというわけではありません。
◎たこ足配線を放置すると起きるトラブル
たこ足配線のトラブルとして有名なものに火災があります。
定格容量を超える状態かつタップの中にブレーカー機能がついていなかった場合、流れる電流が大きすぎるためにコンセントが発熱して発火する可能性があります。
ひとつのコンセントから供給できる電力は1500Wですので、タップなどに繋いだ電子機器の定格電流が1500Wを超した場合に負荷が過剰にかかり、発火しやすくなります。
また、トラッキングと呼ばれる現象も深刻です。
プラグとタップの差し込み口の間に湿気を含んだホコリが入り込み、電源プラグがショートしてしまいます。このケースで火災になることがとても多いといわれていて、外出中に発火がおこる事例もあります。
一方、火災の原因にさえならなければ安心できるというわけでもありません。
多くのタップにはブレーカー機能があり、定格容量オーバーのたこ足配線を続けると繋がっている電子機器への電力供給が切断される原因となります。
また、パソコンは起動するときに大きな負荷がかかるといわれており、その時に電圧が12Vを超えていないと不安定になるとされています。
多くの機器をタップに繋いだたこ足配線からパソコンの電力を供給していると起動時に十分な電力が不十分になり、電圧が不安定になって、故障や寿命短縮の原因になる場合があります。
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