電気工事には電気を届けるために配線工事が欠かせません。
この配線工事には外線配線工事と屋内配線工事の大きく2つがあります。
今回は、電気工事の外線配線工事とは何か、屋内配線工事との違いについて解説します。
外線配線工事とは、電柱から住宅、店舗などの建物に電線を繋ぐ電気工事のことで、特に建物の新築、新設時に行われます。
まず、電柱から建物へ電力を引き込むために引込線の経由作業を行います。
その後、メーターの取り付けと引込線取付点から伸ばされた配線をメーターへ接続し、最終的にメーターと分電盤を接続します。
そして、分電盤に一定量の電気が流れてしまった場合に自動で電気の供給を停止させるアンペアブレーカーを取り付けて完了です。
また、電柱を設置する、発電所から電柱まで電線を配置して電気を送れるようにする電気工事も外線配線工事に該当します。
最近では電柱を廃止しているケースも増えているため、地下に電線を通す電気工事も行われています。
外線配線工事に対して、屋内配線工事は、建物の中で行う配線工事です。
建物の中で照明や電気製品を使うためには、スイッチやコンセントが必要です。
建物内に電線を引き、コンセントやスイッチを設置して電気が使えるように電気工事を行います。
つまり、外線配線工事で電柱から建物内に電線を繋ぎ、屋内配線工事で分電盤から建物内に電線を巡らせ、コンセントやスイッチを設置します。
電気を建物に引くためには電気工事を依頼する必要があり、電気の引き方には4つの方式があります。
2本1組の芯線を引く方式で、各線間に100Vの電圧が通っています。
1980年代以前に普及した方式です。
3本1組の芯線を引く方式で、各線間に100Vずつの電圧が通っており、最大200Vの電圧の利用が可能です。
エアコンなどの電気使用量の大きい電気製品を使用する場合に使用されます。
1980年代以降に普及した方式で、現在新しく電気配線する場合は単相3線式が一般的です。
3本1組の芯線を引く方式で、各線間に200Vずつ流れており、最大200Vの電圧が利用できます。
業務用冷蔵庫やエアコンなどで使用するため、商業施設などに利用されます。
キュービクルなどの変電設備を設置し、変電施設から6,600V以上の高圧電力を引く方式です。
ビル、商業施設、工場などの施設で使用され、自社設備で電圧を下げて利用します。
外線配線工事は、電柱や電線を設置して街に電気を届けたり、電線から建物に電気を通す、私たちの生活になくてはならない電気工事です。
電気工事士は外線配線工事、内線配線工事により電気配線を安全に行い、建物を快適に使用できるように工事を行っています。
愛知県の電気工事は株式会社 大志電気にお任せ下さい。
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