配線の基礎が分からない、とつまずく方は多くいらっしゃいます。
しかし配線や配線図は電気工事士の試験勉強や電気工事の現場では非常に重要です。
この記事では電気工事の配線の基礎についてまとめてみました。
配線図とは照明やコンセントなど、器具の配置や器具へつながる配線を記した施工図のことです。
配線図には器具や盤の図記号、配線する場所、電線の種類、保護管の種類などが記されており、電気工事士はこれらの情報を基にして配線作業を進めます。
電線をどのような方法で配線するのか記載されています。
配線は露出配線のほか、床や天井、地中に隠蔽します。
どのように配線するかにより、実線や破線を使い分けて表記します。
電線の図記号には電線やケーブルの種類、電線の本数(条数)、電線の太さ(直径または断面積)が書き加えられます。
照明、コンセント、スイッチなど、設備として機能させるものを記載します。
器具の図記号は大きくスイッチ、コンセント、機器・器具、照明、その他に分かれます。
非常に種類が多いので繰り返し見て1つでも多く覚えられるようにしましょう。
第二種電気工事士で出題される配線図の理解は全体の一部となり、現場では基礎知識を理解した上での応用力が必要となります。
電気工事は配線図をもとに行いますので、配線図が間違っていると器具破損や事故につながるおそれがあります。
そのため、間違いは許されず、適切な配線図を作成しなければなりません。
配線図は基本的なコンセントや照明以外にもさまざまな設備で使用し、種類もたくさんあります。
特に大型ビルの電気工事では配線図の種類も多いため、対応していく必要があります。
配線図は基本的な見方は共通ですが、現場により仕様が異なります。
そのため、最初のうちは学んだ内容と異なり戸惑うこともあるでしょう。
「こうだろう」という思い込みはミスや事故に繋がりますので、慣れるまでは先輩や上司に逐一確認し、確実な作業を行うことが大切です。
配線図は電気工事士の試験対策をされている方や新人電気工事士さんにとってしっかりと押さえておきたい基礎知識です。
特に資格試験では配線図関連の暗記問題も出題されます。
暗記問題はサービス問題ですので、1つでも多く覚えることが点に繋がります。
しっかりと対策を行って試験に挑みましょう。
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