新築住宅の電気配線工事は第二種電気工事士が施工することが可能です。
ここでは、新築の電気工事の流れや第二種電気工事士の施工範囲をご紹介します。
新築の電気配線工事の流れは一般的に以下のようになります。
コンセント、スイッチ、照明の位置をお客様と確認の上、配線する場所を決め、平面図に記載します。
平面図をもとに配電図を作成します。
配電図作成時には各所でどれくらいの電力を使うか考慮しながら作成します。
天井裏から電線を引き込みます。
コンセント、スイッチの取付場所に配線用ボックスを設置します。
第一次工事が終わった時点で壁内に断熱材を入れ、内装工事を完成させます。
コンセント、スイッチ、照明の場所にカバーや引っ掛けシーリングを設置してケーブルを繋ぎます。
これで室内の配線は完了です。
分電盤を設置し、電柱から電線を引き込みます。
電力会社に申請をし、検査を受けます。
検査に合格次第家の中に電気が通り、使用できるようになります。
ここまで戸建て住宅の電気工事の流れをご紹介してきましたが、一般的な新築戸建て住宅の配線工事は第二種電気工事士が行うことができます。
第二種電気工事士が携わることができ施設は以下のようなものです。
第二種電気工事士の施工可能範囲は一般電気工作物においては、電圧600V以下で受電する場所の配線や電気設備などです。
また自家用電気工作物では低圧受電方式の建物に限り施工が可能です。
第二種電気工事士の資格では主に
・戸建て住宅
・小規模なオフィス・工場
・商店
・家庭用太陽光発電設備や燃料電池発電設備
の電気工事を行うことができます。
この施設であれば配線、電気設備・分電盤の設置や交換、コンセントやスイッチの設置・交換などといった電気設備を使えるようにするための工事を行う事ができます。
新築戸建て住宅の電気工事の流れや第二種電気工事士の施工範囲についてご紹介しました。
第二種電気工事士の資格を取得すると企業によっては給与アップや昇給などのステップアップが見込めたり、就職に有利になることがあります。
電気工事の現場だけでなく、メーカーや代理店でクライアントのやりとりがスムーズになったり、ビル管理や施設管理の仕事に携わることも可能です。
さまざまな場で活躍できる第二種電気工事士を取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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