電気工事の図面は設計者、電気工事作業者、その他の関係者が構造や情報を共有するために作成します。
正確な作業のために、また、後でメンテナンスをする際に必要となる重要なものです。
この記事では電気工事の図面である「電気回路図」の必要性や見方を解説します。
電気設計のような複雑な内容を、言葉だけで正確に説明するのには限界があります。
そのため、設計者、電気工事の作業担当者、機器に携わる人など全ての人が正確に情報を共有するために図面が必要です。
電気回路を図面として誰にでも分かる形にしておくと、システムがどのように設計されているか、メンテナンス時にどこにどのような設備と回線が配置されているのか一目瞭然となり、設置・メンテナンス作業等に活用することができます。
電気工事の図面は主に電源、電池、スイッチ、抵抗器、コンデンサといった基本電気記号で構成されています。
つまり、これらの記号の意味と使い方を理解することで電気回路図の見方をマスターすることができます。
①電源
電源は電気回路図で電圧と電流を供給する電力源です。
電気工事の図面では電源は電源スイッチや電池などの記号で示されます。
②照明
照明は照明器具の種類と取り付け方法により表記が異なります。
LED電球かどうかは記号近くに記載したり、照明器具のリストで確認できるようにしてあります。
③スイッチ・コンセント
スイッチは電気回路の開始・途切れをコントロールする設備です。
スイッチの種類や機能を英数字によって表記しますので、スイッチやコンセントは位置だけでなく、種類や機能を確認しましょう。
④アース電極
アース電極は地面に信頼性のある導電経路を提供するため、地中に部分的に埋め込まれた電気導体です。
⑤ワイヤー
ワイヤーはそれぞれの装置を連結するために使用され、電気工事の図面では線で表記します。
基本的に電気の図面を作成するときのルールとして、電流や信号は左から右に流れるように記載されています。
つまり、図面の見方として、電流は左から右に流れているとして見れば良いわけです。
電気回路図の必要性と見方をご紹介しました。
電気回路図はその施設の電気工事に関わる人にとって重要なものです。
これから電気工事士として活躍したいと考えている方は電気工事士の試験でも出題される内容ですので、電気回路図の見方を少しずつでも覚えておくと良いでしょう。
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