コンセントやスイッチの増設工事やエアコン設置工事の際には配線、結線を行います。
配線工事では配線計画をしっかりと行い、結線作業をしっかりと行う必要があります。
この記事では、電気工事の配線と結線について解説します。
配線とは屋内のコンセントやスイッチ、照明器具、インターネット回線などの電線や端子を結ぶ経路のことです。
電気工事で電気機器の位置と数、電線の配置を決めることを「配線計画」といいます。
配線計画がしっかりと行われていないと、コンセントやスイッチを設置したあとになって不便に感じたり、再び工事を依頼しなければならないこともありますので、気を付ける必要があります。
配線工事には建物内にケーブルを配線し、照明やコンセント、スイッチを設置する屋内配線工事と、電柱から住宅やビル、店舗など建物に配線を通す外線配線工事があります。
結線は端子などでコードやケーブルを接続し、通電を可能にすることです。
ケーブルで回路を配線したものをつなげる作業が結線に該当します。
コンセントの場合、新しくコンセントを設置する場所に電線を配線してきて、コンセントと電線を結線することで利用できるようにします。
配線がいくら完璧でも結線に不備があったり接続漏れがあると電気工事は不良工事となってしまいます。
それだけでなく、短絡を引き起こした場合は事故につながる恐れもありますので、電気工事士は細心の注意を払って結線作業を行うことが大切です。
結線の不備は事故発生の原因となり危険ですので電気工事士の試験でも出題され、接続を正しく行うことができるかを見られます。
電気工事士の技能試験では接続箇所を正確に施工しなければ欠陥となり、合格が厳しくなりますので、電気工事士の試験を受験する人は正しく電線を接続できるよう、練習をしておく必要があります。
電気工事士試験では、筆記試験でも電線の接続の規定などの問題が出題されやすいので、対策をしっかりとしておくことが大切です。
電気工事の配線と結線の知識は電気工事士の基本となります。
試験でも出題されやすい項目ですので、電気工事士を目指している方はしっかりと対策しておくことが大切です。
また、電気工事士として実際に働く際も不備なく配線・結線工事を行うことが求められます。
また、お客様の要望をお聞きしながら最適な配線計画を立てて、便利に電気を使っていただけるよう工夫することも大切です。
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