電気工事士を目指す方に必須の第二種電気工事士の技能試験では実際に電気工事の現場で使用する電線や工具を使って課題を作成します。
課題の中にはリングスリーブで電線を接続する作業があり、接続するリングスリーブの種類や圧着工具のダイスを間違えると不合格となってしまいますので事前にしっかりと頭に入れて対策しておく必要があります。
この記事では第二種電気工事士で出題されるリングスリーブの選び方や圧着工具について解説します。
第二種電気工事士試験では、小、中、2種類のリングスリーブが出題されます。
大スリーブが出題されることはまずないと考えて良いでしょう。
第二種電気工事士の技能試験では2種類のリングスリーブから選んで接続しますが、リングスリーブの大きさは電線の太さと本数で決まっています。
これを間違えると不合格となりますのでしっかり覚えておきましょう
リングスリーブと電線の組み合わせは以下となります。
「太さ1.6ミリ」
2本…小タイプ
3~4本…小タイプ
5~6本…中タイプ
「太さ2.0ミリ」
2本…小タイプ
3~4本…中タイプ
「太さ2.0ミリ×1本+1.6ミリ×1~2本」
小タイプ
「太さ2.0ミリ×1本+1.6ミリ×3~5本」
中タイプ
「太さ2.0ミリ×2本+1.6ミリ×1~3本」
中タイプ
リングスリーブの圧着にはリングスリーブに「JIS C 9711」に適合する圧着マークが刻印されることが求められます。
圧着工具はJISの「屋内配線用電線接続工具・手動片手式工具・リングスリーブ用」を使用します。
リングスリーブ用圧着工具は持ち手が黄色です。
圧着ペンチはリングスリーブ用以外にも種類がありますので、外見で判断できるように持ち手が黄色になっています。
ラチェット機構となっており、途中で手を放しても持ち手が戻ることがなく、少しずつ力を入れていくことが可能です。
ホームセンターで探せば、第二種電気工事技能用の工具であることが明記されていますので、該当するものを選ぶようにしましょう。
リングスリーブ用圧着工具には4つの圧着ダイスが付いており、リングスリーブに正しい圧着マークが刻印されていないと欠陥となります。
特に特小と小を間違えることが多いので注意が必要です。
リングスリーブの種類や圧着工具のダイスの組み合わせは第二種電気工事士の技能試験対策で必須の項目です。
しっかりと覚えて対策し、電気工事士の試験を突破しましょう。
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