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ー電気工事の基本となる絶縁抵抗測定とは?絶縁抵抗と接地抵抗の違いー

2023/10/20

建物の電気工事を行ったときは安全に使用するために絶縁抵抗計を使って絶縁抵抗の測定を行います。
ここでは、電気工事の基本となる絶縁抵抗測定とは何か、絶縁抵抗と接地抵抗の違いについて解説します。

 

抵抗・絶縁抵抗・接地抵抗の違い

 

抵抗

「抵抗」は電気の流れにくさを示す指標です。
単位はΩ(オーム)となり、値が高いほど電気が流れにくく、低いほど電気が流れやすいことを示します。

オームの法則は以下の公式となります。

電圧=電流×抵抗(交流の場合はインピーダンス)

 

絶縁抵抗

「絶縁抵抗」とは、電流の流れを妨げるもので電流の流れにくさを示したものです。
つまり、抵抗値が大きくなればその分電流が流れにくくなると言えます。

電気設備では電路や電線のように電流を流したいところと、感電や漏電が起こらないように電流を流したくないところがあります。
そのため、電気工事では絶縁体を用いて適切に絶縁を行う必要があります。

絶縁体で絶縁された電路と電路の間の抵抗、つまり、電気が流れてはいけない部分の抵抗が絶縁抵抗です。

 

接地抵抗

接地とは、電気設備と地面をつなげることで、「接地抵抗」は地面に対する電流の流れにくさを示す指標です。

電気設備は劣化や機器の損傷などにより、電路以外に電流が漏れてきます。
漏れてきた電流が大きくなってくると感電や火災の発生や電気設備の損傷のおそれがあるため、地面に電流を流して対処します。

接地抵抗が高すぎると地面に電流が流れにくくなります。
そのため、接地抵抗の値は小さいほどよく、電気工事で接地をする場合には大地に触れる接地極をできるだけ水気のある土質部分に埋設します。

 

絶縁抵抗測定とは

絶縁抵抗測定は絶縁体の抵抗値を測定して絶縁不良が発生していないかを確認します。

絶縁抵抗測定では、計測される抵抗値が高い値を示すため、専用の絶縁抵抗計を使用します。
絶縁抵抗計は定格測定電圧の異なる数多くの種類があり、さらにアナログ式、デジタル式、単レンジ式などに分かれます。

絶縁物は年月とともに劣化していきます。
経年劣化は避けられず、放置していると事故が起こる可能性があるため、電気工事の際や定期的なメンテナンスで絶縁抵抗を測定して漏電がないかチェックし、トラブルと事故防止につなげます。

 

絶縁抵抗測定は電気工事では欠かせない作業

電気を安全に使うためには、絶縁抵抗値を法令で定められた基準値以上にしなければなりません。

絶縁抵抗の値は電気工事士の資格試験でも出題される重要な項目です。

電気工事では安全のために絶縁抵抗測定は欠かせない作業となります。

作業中

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