電気工事士の試験では圧着についてよく出題されます。
このページでは、電気工事の圧着とは何か?
圧着ペンチの種類と圧着作業の流れをご紹介します。
「圧着」とは、強い圧力を加えることにより接合する方法のことです。
電気工事では、電線と電気機器をつなぐ際に、はんだ付けをせずに接続できるものが圧着端子や圧縮端子です。
これらは用途によりさまざまな種類を使い分け、電線と電気機器を繋いで電気や信号のやり取りをするために使われます。
圧着は電線を安定して接続でき、非加熱で高い安全性を持っているため、多くの電気設備や電子機器に使用されています。
圧着ペンチには「リングスリーブ用」「裸圧着端子・スリーブ用」「絶縁被覆付圧着端子・スリーブ用」「絶縁被覆付閉端接続子用」の4種類が存在します。
黄色い持ち手が目印のリングスリーブ用圧着ペンチです。
第二種電気工事士の技能試験ではこのペンチを使用します。
電線のサイズと本数に合わせて使用するダイスを変えます。
この組み合わせは電気工事士の試験の定番となっていますので、確実に頭にいれておく必要があります。
歯口が凹凸した歯型の1枚歯となっており、電線と圧着端子をしっかりとかしめる(圧着する)ことができます。
絶縁被覆が付いた圧着端子のかしめ圧着に使用します。
凹凸部分がR状にくぼんでおり、被覆部分を傷つけずにかしめることができます。
キャップ型の絶縁被覆付閉端接続子で複数の電線をまとめる際に使用します。
電気工事での圧着の手順は
①電線の絶縁被覆を取り除く
②芯線をスリーブに挿入する
③圧着ペンチで圧着する
④電線の先端をペンチで切断する
という流れです。
スリーブを圧着するときにマーク(刻印)がされ、刻印はダイスのサイズにより異なります。
電気工事士の実技試験ではマークを間違えると欠陥となり、減点の対象となります。
また、圧着部分が緩んでいると減点の対象となりますので、圧着後は軽く電線を引っ張り、きちんと圧着しているか確かめます。
圧着は電気工事士の試験で出題されやすい項目です。
特にリングスリーブ用圧着ペンチの使い方、電線のサイズと本数と使用するダイスの組み合わせはしっかりと頭に入れて試験に臨むことが大切です。
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