分電盤の交換で気をつけたいポイントと配電盤との違いについて

分電盤をはじめとした電気機器に異常が認められたら、

ためらうことなくすぐに交換しなければいけません。

ただ分電盤のような電気機器の交換は、専門の会社に依頼する必要があります。

そこで分電盤の交換で気をつけたいポイントや、配電盤との違いについてまとめました。

分電盤の異常とは

たとえば分電盤が異常に発熱していたり、

分電盤から異音が聞こえる場合は、故障している可能性があります。

分電盤は電気の安全を司る装置ですが、分電盤が異常な状態だと正常に機能しません。

ブレーカーなど分電盤設備に問題がある場合は、早急に交換する必要があります。

長く使っている分電盤も交換の対象

仮に分電盤に異常がみられなくても、長く使っている分電盤は交換したほうが良いです。

なぜなら長く使っている分電盤は、もしかしたら寿命が迫っているかもしれないからです。

たとえば設置してから10年以上経過している場合などは、

早く交換したほうが良いケースがあります。

仮に故障していなくても、古い分電盤は機能が十分ではありません。

そもそも漏電を知らせるための漏電ブレーカーが最初から設備になかったりなど、

電気の安全を考えるうえで信頼できない面があります。

その場合も交換が必要ですので、設置されたのがいつ頃なのかを意識して交換しましょう。

配電盤との違い

分電盤と関連する機器に配電盤がありますが、配電盤との違いはどんなところなのでしょうか。

一般家庭は低い電圧での受電契約となっているため、普通は配電盤を設置していません。

配電盤を必要とするのは、オフィスの入ったビルや毎日機械が稼働する工場、

一般家庭よりもたくさんの電力を消費する店舗などです。

電力会社から送電された電力は、配電盤によって電圧が下げられます。

そこから実際に使うコンセントや家電などに電気が送られます。

もしも配電盤に何かしらのトラブルがあった場合は、

配電盤の修理を専門でおこなう会社が対応にあたることになります。

配電盤に何かあれば大きなトラブルになりかねませんので、

定期的にメンテナンスがおこなわれています。

まとめ

分電盤の交換及び配電盤との違いについて情報をまとめました。

分電盤は建物内の電気の安全を制御して守っていますから、

何か異常が認められたらためらわないで早めに交換した方が良いです。

また異常がなくても、長く使った分電盤も寿命の心配があります。

また大型の施設などのために電気を管理するのが配電盤で、

一般家庭では基本的に使われません。

配電盤との違いも覚えておきましょう。