第二種電気工事士試験では電気工事で取り扱うスイッチと配線は出題されやすい項目です。
そこで、スイッチの配線方法の中で片切スイッチ、3路スイッチ、4路スイッチについて解説します。
片切スイッチは単極スイッチとも呼ばれ、電気工事の中でも最もシンプルなスイッチです。
片切り結線は電気工事のスイッチ結線の基本中の基本です。
一般的な住宅でよく使われるスイッチですので覚えておきましょう。
①100V電源の非接地側電線(黒)とスイッチの黒電線を接続する
②100V電源の接地側電線(白)と電線を負荷(照明)の白電線と接続する
③片切スイッチの白電線と負荷の黒電線を接続し結線を完了させる
片切スイッチは全てのスイッチの基本となる結線です。
電気工事に関わる方はどなたでも習得していなければならない結線ですし、電気工事の実際の現場でも最も多く用いられる結線です。
3路スイッチは2箇所以上から照明のON・OFFができるスイッチです。
階段の照明を1階と2階で操作した場合や会議室など広い部屋で入口が2つある場合に設置するなど幅広い用途で便利に活用することができます。
①100V電源の非接地側電線(黒)を3路スイッチの黒電線と接続する
②100V電源の接地側電線(白)を負荷の白電線と接続する
③片側3路スイッチの黒電線と負荷の黒電線を接続する
④3路スイッチ間の渡り配線、白と赤を接続して結線を完了させる
4路スイッチは3箇所以上から照明のON・OFFをすることができるスイッチです。
3路スイッチと外見が似ていますが、覚え方としては「3路スイッチ=2箇所」「4路スイッチ=3箇所以上」となります。
①100Vの非接地側電線(黒)を片側3路スイッチの黒電線と接続する
②100V電源の接地側電線(白)を負荷の白電線と接続する
③片側3路スイッチの黒電線と負荷の黒電線を接続する
④3路・4路スイッチのわたり配線、白と赤を接続して結線を完成させる
第二種電気工事の筆記試験ではスイッチに関する出題がありますので、配線も含めてしっかりと覚えておく必要があります。
名前+写真+図記号をしっかりと一致させて覚えることが大切です。
繰り返し見て暗記してしまいましょう。
特に暗記系の問題は点数を稼げるため1つでも多く覚えて挑むことをおすすめします。
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